2014/10/28

亀戸「メゼババ」の熱い人。

仕事で取材をしていると、
栗のようなあのナッツも待ってます

ときおりシェフや料理人さんから聞く言葉に、
思わず自分の仕事への考え方を
振りかえさせられるときがあります。

今回は、亀戸のイタリアンレストラン「メゼババ」で

高山シェフのお話にしびれました。

昨年9月にオープンした「メゼババ」は既に連日大盛況、
すっかり予約の取れないお店です。
所在地は、亀戸。

もう100万回ぐらい聞かれたであろう、
なんで亀戸のこの場所でお店開いたんですか?
という質問。
取材でもあるし、
やっぱり気になるので
私も聞かざるを得ませんでした。

その答えが実に、実に、実に男前!
実は亀戸の前に、既に契約直前まで進んでいた候補地があったけれど、
ある男気的な理由から、
変えたのだそう。
その理由が、
私にはとても刺激的だったのです。

いよいよ独立してお店を開くというときはどなたも、

場所選びでいろいろ悩みます。
アクセスとか、路面かどうかとか、
それこそ予算とにらめっこしながら、
客層などもイメージしながら、
考える、いや悩む人がとても多い。
それは当然のこと。

そんな中、高山さんは独特の考え方でした。
直前まで決まっていた、
いわゆるお洒落でお客様が集まりやすいとある場所を、自ら一蹴。
こんな軟弱な場所選びしてていいのか、俺は。
そう思ったらいてもたってもいられなくなり、
即日契約解除。
そして、わざとかなり変わった場所で開くことを
考えたのだそう。

きっと高山さんの魂の芯の部分が、
昭和のストイック系なんだと思うのです。

環境に頼らずに、
実力で行こう。
そんないい話を伺えました。

ちなみに11月もすでに予約で埋まりつつあるそう。
狙い目は12月か、来年以降

熱い料理を作る熱い料理人、
亀戸にあり、です。

2014/10/18

リノベーション①

ポルトガル料理エッセイ本の入稿真っ最中ですが、
家を購入し、リノベーションすることにしました。
忙しいときに、また一大事。

近頃は、リノベのことを考えるだけでソワソワ。
あれこれ考えていると、
自然と肩に力が入ってしまいます。

今まで何度となく家の購入を考え、物件を見て、
その度にまだ手に入れてもいない部屋のレイアウト変更や
リノベをイメージしてきました。
それは無責任な淡い想像の世界だから、
制限もなくただひたすらに楽しい。
予算のつかないイメージの世界は、ほんとに天国。

しかし。
いざ自分がお金をかけて形にするとなると、
現実が怒涛のように押し寄せてきます。
ムムム。

予算も期間も限りがある中、
果してどんな空間を作れるのだろう。
漠然としたイメージを形にするのは、
簡単ではありません。
大変大げさではありますが、
なにやら、航海に出発する気分です。
安全で楽しい旅をするならば、
まずは海に詳しい強力なプロの助っ人を探さねば。
リノベを相談する人を、
決めなければいけません。

仕事もいっぱいいっぱいなのに、
リノベーションのことがふと頭をよぎると
仕事に集中できなくなってしまう!
今年の山場、なんとか乗り切るぞ!

★リノベの心得 その1

仕事とリノベの両立は、頭の切り替えが大事。
仕事中は、インターネット上のインテリアサイトを
決してのぞくなかれ(アリ地獄のように見続けてしまいます)!