2015/04/01

卒園おめでとう!

3月31日の夕方、仕事帰り。
いつも通り、娘を保育園に迎えに行きました。

母になって6年、現在母6年生の私。

最後の保育園お迎えを無事終えて、
娘といっしょに母も卒園です。

通園した道をあらためて通ると、

1歳からの5年間のいろんなシーンが思い出され、
思わず胸が熱くなりました。

入園したての1歳児の頃。
大人の足なら3分程度の距離を、
最初はベビーカーに乗せて早歩き。
まだ会話もできない娘に、
話しかけながら歩いたこともあったなあ。

毎日予備のおむつ5枚に名前のハンコを押して、

着替えを揃え、連絡帳には子供の様子を書いて。
登園して日課の熱を計ると、
元気なのに預けられるギリギリ高めの体温。
そんな日に限って絶対遅れられない仕事だったりして、
焦って体温計をじっと見つめたなあ。

娘がよちよち歩き出したら、

一緒に30分以上かけて歩いて登園。
桜や紫陽花などの花で季節を感じながら、
もっと早く歩いて欲しいなあ、と思いつつも、
ペースを合わせてあげていたら
仕事現場に遅刻したことがあったなあ。

朝から抱っこして!と駄々をこねられ、

打ち合わせ用に着た新しいワンピースに
ビシビシ蹴りを入れられた、春の朝。

台風で全身ぐしょぐしょになりながら、

娘を抱いて走って帰った夏の夕方。

大好きなお友達と、

あちこち寄り道して何度も「もう行くよー!」と叫んだ、
秋の夕暮れ。

雪が積もり、遅刻しそうになってあせりつつも、

雪合戦しながら登園した冬の朝。

この道で見たいろいろな光景は、

私の人生にとって、
間違いなく忘れられない
温かい思い出になりました。

夕方、お迎えに向かう途中

仕事でものすごく嬉しい電話を受けてすっかり上機嫌になり、
そのまま娘と寿司屋さんに行って、
ジュースと日本酒でお祝いしたこともあったなあ。

仕事がうまくいかなくて、家で「困ったなあ」とひとりごとを言っていたら、

突然「お母さんがんばれ」と言われて
涙がこぼれそうになったこともあったなあ。

クタクタ過ぎてお腹がペコペコで、
何を作る気にもなれず、
お迎え帰りに近くのサイゼリアに駆け込んだこともあったなあ。

帰りに「たらこパスタ食べたい!」を連発され、

たらこを買いにスーパーに寄ったことも、何度もあったなあ。

ごく普通の日常の出来事が、

こんなにも温かい思い出になるなんて。

疲れて早く家につきたいと思いながら歩いた道が、

こんなに懐かしく感じられる景色になるなんて。

想像をはるかに超える、

怒涛の保育園生活でした。
決して育児をなめていたわけではないけれど、
驚くこと、我慢を強いられること、嬉しいこと、心配なこととドラマが多すぎて、
「こんなの聞いてない!」の毎日。
少し振り返っただけでも、喜怒哀楽のあれこれで胸がキュッとします。

全国の働くお母さん6年生達、育児に積極的だったお父さん6年生達。

本当に、保育園生活お疲れさまでした!
そして卒園おめでとう!

これからは、子供が自分で登下校する毎日になりますね。

帰宅時間が早い点については働く側としては本当に悩ましいけれど、
新しい小学校での新しいドラマが待っているのかと思うと、
家族を持てた人生に、
心から感謝するばかりです。

新年度も、頑張って行こう!

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