2015/09/07

9月5日の「ポルトガル食堂」は、よく飲んでよく笑いました。

国産レモンは宮崎産を使いました
9月5日の「ポルトガル食堂」は、
まだ夏の暑さの名残りを感じる日の
お昼から開催しました。
お越しいただいたみなさま、
ありがとうございました。

最初にお出ししたのは、
ポートワインの白をトニックで割り、
たっぷりのミントとレモン果汁を加えた
爽やかなポートニック。
蒸し暑い日だったので、
みなさんゴクゴクと爽快な飲みっぷり!
飲みっぷりがいいって、
見ていて気持ちいいものです。

そう、今回のお客様は
偶然ですが見事にみーんな飲む人!
つられて私も、
どんどん飲みながら料理を作っておりました。




輸入元は、オーガニックワインに強い
岸本(ワインポルトガル館


ポートニックに続いては、
しっかり冷えた
ヴィーニョヴェルデの白を。

今回は大阪の岸本が輸入している、
モウラスのエア(写真右)。
オーガニックな造り手のもの。
すっきりとした味わいですが、
香りは華やかさがありコクもある。

そして、
このワインは味わいもさることながら、
ラベルが洒落ていて好きなんです。
蝶のモチーフの部分に注目。









蝶のデザインもかっこいいんです

なんと、蝶の羽が
立体的に浮かぶ仕掛けです。
もう少し寄ってみると、ほら。

この遊び心!
遊び心大好き。
ボトルに蝶が止まっているように見えたり、
あるいは、
蝶がボトルから飛び立とうとしているようにも見えたり。

嗜好品であるワインに
ちょっとした造り手のユーモアが加わると、
魅力的この上ない。
休日のひとときが、
このボトル1本で
ぐっと盛りあがります。
もちろん会話も弾みます。

ユーモアってやっぱり大事。


シュワシュワの微発泡ワインは、
軽い前菜にぴったり。
イワシと紫たまねぎのマリネを、
浅草「マニュファクチュア」の
雑穀カンパーニュのスライスにのせました。
写真、ありません。
教室を開いている間は
料理とサービスで手いっぱいで
いつも写真が撮れません。


小さいからパクパクつまめる。まさにおつまみ!

ヴィーニョヴェルデが1本空かないうちに、

ポルトガルから輸入した
バカリャウ(干しだら)を使った
コロッケを揚げました。

じゃがいも、バカリャウ、卵、
たまねぎ、イタリアンパセリ。
材料は以上。
今回はバカリャウの塩気が強かったので、
調味もほとんどなし。
衣もつけません。
それだけに、
揚げる前のたねの粘度が肝心です。

たらとじゃがいもって、
本当に相性がいいなあと思える。
素朴なコロッケです。
私は後ほど冷めたものを
ワインといただきましたが、
冷めてもいけるのがこのコロッケのいいところ。
ポルトガルではむしろ、
冷めてからサーブされることが多いです。


豚バラの代わりに、腸詰でもOK。
肉と貝の組み合わせが、旨みに厚みをもたせてくれます
メインはあさりと豚バラごはん。

ポルトガルの南部では定番の
あさりと肉類の組み合わせ。
カルネ・ド・ポルコ・ア・アレンテジャーナ(豚とあさりのアレンテージョ風)などはもちろん、
南部の鍋料理・カタプラーナでも
よく見かけます。
トマトベースのあさりと豚の鍋は
締めのごはんをプラスすることもあり、
それを再現しました。
ごはんにはトマト、あさり、豚肉の旨みが
入って、それはジューシーです。

ポルトガルで使われる米は長粒米なので
米を加えてもさらっとした仕上がりになるのですが、
日本の米で作ると米自体の水分が多いので
スープの多いごはんはもったりになりがち。
なので、2~3割程度押し麦を加えます。
そうすれば、パラッと食べやすくなります。

デザートは天国のクリーム。
いやーそれにしても、
本当によく笑った会でした。
ゲストのみなさま、
あらためて、
楽しい時間をありがとうございました!

10月は、
10日(土)と16日(金)の予定です。
どちらもお昼の12時ごろから。
ご興味のある方はこちらまでどうぞ。

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